オウンドメディア
構築・運用のポイント
4.情報設計、画面設計のポイント
DM事業部 安部
設計(せっけい、英: design)
Design is not just what it looks like and feels like. Design is how it works.
デザインとは単に「どう見えるか」や「どう感じるか」というものではない。デザインとは、どう機能するかだ。
(Steven Paul "Steve" Jobs)
MCI DIGITALではデザインは課題解決の手法であると考えています。
サイトの設計にあたり、情報をどのように取りまとめ、どのようにページのイメージを作り上げていけばよいのでしょうか?また、製薬業界独自のルール、考慮すべきポイントにはどのようなものがあるのでしょうか?
MCI DIGITALで重視しているポイントを2点に絞り、ご紹介します。
1. サイト全体の情報設計
2. 各ページの画面設計
1.サイト全体の情報設計
製薬企業のオウンドサイトでは、製品情報、領域情報、インターネット講演会のようなメニューを目にすることが多いですが、サイトを利用するユーザーである医療関係者が、「製薬企業のオウンドサイトに何を求めているのか?」というニーズの把握が非常に重要になります。
その上で、「どのように情報がまとめられているとわかりやすいのか」という観点で、情報をカテゴリ分け・階層化して、サイト全体の形を決めていきます。
なるべく少ないクリック数で目的の情報に辿り着けることが理想ですが、重要なのは、クリックの数自体ではなく、「クリックすることで目的の情報に近づいているという実感を持ってもらうこと」です。
2.各ページの画面設計
ページ内の情報をまとめ、配置エリアを決める際には「扱う情報自体の理解」が必要になります。
また、流入時の医療関係者確認、フォームへの有害事象入力の可能性、二段階認証の必要性など業界独自のルール、リスクについて把握しておくことも必須です。
製品情報は、製品基本情報や安全性情報の管理部門、プロモーション情報はマーケティング部門など、デジタル部門以外の方々とも連携して進行します。
特に安全性情報とプロモーション情報の扱いについては企業ごとに独自の制約を受けるケースがあります。
プロジェクト開始時の要件定義で制約事項を確認し、画面設計段階から、実際の画面イメージ上でも懸念がないかどうかを、審査部門に確認を取りながら設計していきます。
このため、画面設計では、白黒のワイヤーフレームではなく、実際のページのイメージが掴めるようなプロトタイプを作成し、早々にフィードバックを収集したり、UXリサーチとしてサイトのユーザーである医師にインタビューやユーザーテストを実施したりするなど、設計段階からブラッシュアップを行う、という方法を取ることもあります。
「業界独自のルールに沿った上で、いかにユーザーにとって見やすく、分かりやすいページに仕上げることができるか」
これが画面設計で考慮すべきポイントです。
まとめ
「ユーザーが求めている情報は何なのか?」「ユーザーが求めている情報までいかにスムーズに誘導できるか?」
これに応えるのが情報設計・画面設計フェーズでのポイントです。
MCI DIGITALでは、医師5,000名の調査レポートである「医師版マルチメディア白書」のデータや、アドバイザー医師へのインタビュー、他社サイトのベンチマークや、Webサイトのトレンドなど、さまざまな手段を組み合わせて、各ステークホルダーと連携しながらサイトのイメージを作り上げていきます。
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