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構築・運用のポイント

3.要件定義のポイント

DM事業部 小椋

要件定義フェーズでは、戦略に沿ったオムニチャネルマーケティングの観点で、必要な要素を整理します。
要件定義フェーズに入る前に、戦略立案フェーズで何をすべきかについては「戦略立案の流れとポイント」をご覧ください。
この記事では下記の内容をご紹介します。
1. 要件定義の重要性
2. 要件定義で検討すべき内容
3. 要件定義を円滑に進めるポイント

1.要件定義の重要性

要件定義とは、プロジェクトの初期段階において、必要な要件を明確にするプロセスです。ユーザーやステークホルダーのニーズ・期待を把握し、それを具体的な機能、仕様として文書化することを目的としています。
要件定義は、プロジェクトの成功に不可欠なステップであり、全体の計画や実行において基盤となるものです。これを怠ると、プロジェクトの進行中に多くの問題が発生し、最終的な成果物が期待に応えられないリスクが高まります。要件定義をしっかりと行うことで、プロジェクトの方向性が明確になり、リソースの効率的な利用や高品質な成果物の提供が可能となります。

2.要件定義で検討すべき内容

-ビジネス要件
戦略に沿って、製品マーケティング部門やメディカル部門、製品基本情報や安全性情報管理部門といったオウンドサイトを活用する部門がオウンドサイトで実施したい事柄を定義します。
さまざまな部門やステークホルダーが関与するプロジェクトにおいて、共通の理解を持つことは非常に重要です。
ビジネス要件定義を通じて、期待される成果や要件を明確にし、関係者全員が同じ認識を持つことができます。

-システム要件
戦略フェーズで定義したビジネスの目標、サイト規模、利用ユーザー、コンテンツの種類によって大きく異なります。基本的なシステム要件定義のポイントは以下の通りです。
・オウンドサイトに必要な機能要件(会員管理やログイン機能など)
・データの利活用方法
・CMS(コンテンツマネジメントシステム)
・ホスティング(サイトの稼働に関する信頼性など)
・セキュリティ
・SEO
…etc.
重要な観点は、オウンドサイトが全体の構想の中でどのような役割を担うのかを定義することです。

-運用要件
運用要件の定義は、オウンドサイトの長期的な成功に不可欠です。
戦略立案フェーズで定義した戦略、目標に沿って、運用要件を定義します。
基本的な運用要件のポイントは以下の通りです。
・コンテンツ管理:コンテンツ更新計画、担当者などを定義します。
・システム管理:サイトの保守に必要な技術サポート体制やメンテナンスについて定義します。
・ユーザーサポート計画:問い合わせ対応方法やユーザーからのフィードバックを収集してサイト改善に活用する方法を計画します。
上記以外にも、セキュリティ対策やバックアップ、災害復旧の運用計画を定義する必要があります。

3.要件定義を円滑に進めるポイント

下記ポイントを押さえることで、要件定義を効果的にリードし、プロジェクトを成功に導くことができます。

-「ステークホルダーの期待値を管理する」
プロジェクトの早い段階でステークホルダーとコミュニケーションを取り、期待値を明確にします。
定期的なミーティングや進捗報告を通じて、透明性を保ち、ステークホルダーをプロジェクトに巻き込みます。

-「ユーザー中心のアプローチを採用する」
ユーザーのニーズと体験を中心に考え、戦略立案フェーズで作成したジャーニーマップやペルソナをもとに、要件定義の指針とします。
実際のユーザーの意見をもとに要件定義に反映させます。

-「優先順位の設定とスコープを管理する」
プロジェクトのスコープがリソースと時間の制約を超えて広がることを避けるため、要件ごとに優先順位をつけます。

-「コミュニケーションの効率化」
チーム内外のコミュニケーションを効率化し、情報の透明性とアクセス性を高めます。
コミュニケーションツールやドキュメント共有システムを活用して、情報共有を促進します。

まとめ

要件定義は、プロジェクトの成功のために不可欠、かつ、重要なフェーズであり「円滑に進めること」も重要なポイントとなります。
MCI DIGITALでは、プロジェクト全体を把握・管理するプロジェクトリーダーだけではなく、デジタルマーケティング推進に必要な、幅広いテーマをカバーできる各専門家がおりますので、ワンストップでのご支援が可能です。

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