オウンドメディア
構築・運用のポイント
7.構築のポイント
DM事業部 安部
戦略立案、要件定義、設計を終えて、いよいよサイトを具現化するプロセスになります。
ここでは構築フェーズの進め方ではなく、「環境・システムの構築・連携」「CMSの導入」2点に関して事前に考慮すべきポイントをご紹介します。
1. 環境・システムの構築・連携
2. CMSの導入
1.環境・システムの構築
サイトを構築するにあたり、一例として、以下のような環境・システムも考慮する必要があります。
・サーバ、データセンター
・コンテンツ管理システム(CMS)
・会員管理データベース
・メール配信システム
・アクセスログ取得・保持サーバ
ワンパッケージで必要な機能がすべて揃うのであればよいのですが、そうでない場合には、それぞれ個別に開発・導入し、連携する必要があります。特に、サーバやデータセンターのような環境面については、IT部門の方々と確認しながら進めることが多く、事前にセキュリティアセスメントを求められるケースもあります。外資企業の場合はグローバル本社での最終評価になりますし、このプロセスを通過しないと先には進めませんので、プロジェクトの早い段階で対応する必要があります。
2.CMSの導入
近年では、更新性を考慮してCMSを導入するケースがほとんどです。
AEM(Adobe Experience Manager)、SitecoreのようなマーケティングツールとしてのCMS、Drupal、WordPressのような拡張性の高いオープンソースのCMS、Power CMS、Movable Typeのようなセキュリティ、速度の点でメリットがある、静的出力のCMS、近年ではContentfulのようなヘッドレスCMSを導入している製薬企業もあります。
CMSの指定がない場合は、機能、コスト、セキュリティ、拡張性など、総合的な判断が必要となりますので、どのような判断基準を設定するかが重要です。近年では使用しているCMSやツール、サービスを簡単に特定できるようなブラウザのアドオンもありますので、「他社が何を使用しているか」という情報も判断材料の1つになるかもしれません。
まとめ
オムニチャネルマーケティングへの関心が高まっている中で、その中心となるオウンドサイトにはこれからもさまざまな機能が求められるでしょう。それを見据えて、どのような土台を構築するのかを検討すべきであると考えています。
MCI DIGITALでは、豊富な製薬企業オウンドサイトのリニューアル・構築経験をもとに、サーバスペックやデータセンターの環境面の検討サポートが可能ですし、必要な機能やデータベース構造などのフレームワークを保有しています。これをもとに開発を行うことで、0から開発するよりも短期間でサービスのご提供が可能です。自社開発のため、拡張性、柔軟性を評価いただいておりますが、「多くの稼働実績がある」という点も安心いただけるポイントだと考えています。
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